Anime Japan

ピンポン

http://24i.client.jp/wp/[24]86_PingPong.jpg
http://24i.client.jp/wp/[24]86_PingPong.jpg
Devilchoco
Written by Devilchoco

Ping Pong masterpiece made into anime “Ping Pong”

“ピンポン”は、成長する者達の物語である(全11話)

制作 : タツノコプロ
監督 : 湯浅 政明
原作 : 松本 大洋
キャラクターデザイン : 伊東伸高

神奈川県藤沢市を舞台にした、卓球を題材にした「スポ根」作品。
有名な作品なのでご存知の方が多いと思うが、原作である漫画は「週刊ビッグコミッックスピリッツ/小学館」にて連載されていた。

映画化された事でも有名だけど、今回は「アニメ版/ピンポン」をご紹介。

【ストーリー概要】
ペコ(星野裕)とスマイル(月本誠)は、片瀬高校に通う幼馴染み。彼らは卓球部に所属している。ペコはプライドが高く、先輩に対しても挑発的。それに対してスマイルは内気で無口。彼らは卓球が強かった。スマイルは決して笑わないことからペコが「スマイル」というあだ名をつけた。ある日、2人は中国人留学生が訪問しているという辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、ひょんな事からその留学生であるチャイナ(孔文革)と勝負することに。チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北することになる。卓球に対して絶対の自信とプライドがあった彼は、この勝負から様々な壁にぶち当たることに。。

【Devilchoco 感想】
原作である漫画は1996年に連載がスタートし、2002年に映画化。そして原作連載から18年の時を経て、OVA化にいたった。

本作は、アニメ化に成功した作品の1つだと思う。
正直、アニメ化されるという話を聞いた時、「今更?」という思いが強かった。何故なら本作品は、ストーリー、設定、描写、台詞回し等、全てにおいて既に完成された作品だったからだ。(映画化については、昨今、良くも悪くも漫画を映画化する傾向があるので、驚きや疑問はなかった。)
そもそもこの作品は、薄い青春モノや、単純なスポーツ漫画ではない。

ピンポン” = 「徹底したスポ根」と「様々な才能」を描ききっている傑作。

「人間は誰しも何らかの才能がある」
このような、或いは、これに似たフレーズを耳にした事がないだろうか。”ピンポン”ではそれが、題材通り卓球に関する「才能。」

そしてこの作品には、各々異なった「才能」を持つ登場人物達が出てくる。

「才能」に酔う者、「才能」に憧れる者、「才能」を隠す者、そして「才能」に潰れる者等。
そんな者達がストイックに自分を追い込み、或いは逃れるシーン等が、これでもかという程描かれていたのが原作である漫画だった。

それに対してアニメ版では、恋愛要素や、スポーツ作品らしいドラマ的な要素が強くなっている。それでも上記に書いた通り、「アニメ化に成功した作品の一つ」だと思う理由は、描写、コマ使い、アングル、そして台詞(松本氏の台詞回しは現在の漫画界のトップクラスだと個人的に思っている)が基本的に原作に忠実。

それらに加えて抜群のサントラと声優のチョイスが、作品の良さを引き立てている。

松本作品の絵が苦手という声をたまに耳にするが、松本氏の絵の凄い点は、「一瞬、一瞬を描いているような躍動感ある描写」だ。これは「鉄コン筋クリート」、「ZERO」、「竹光侍」を読んでも分かるけど、その圧巻な描写がアニメだと非常に分かりやすい。

アニメを観ない、また卓球に興味がない方でも楽しめる作品ではないだろうか。

About the author

Devilchoco

Devilchoco

海外周遊と漫画が好き。

点が繋がり絵となる。
その絵に物語と言葉が繋がり漫画となる。
2次元で創造された世界が時代や国境を越えて私達読み手へと繋がっていく。
Asian-portからそんな世界を目指したい。

I Love traveling abroad and reading comic books.

Dots turn into the drawing.
The drawing gets connected with the story, becoming a comic book.
The 2-D world goes beyond the borders and generations to reach us, readers.
This is what I would like to accomplish on Asian-port.

Leave a Comment